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家族で楽しむ為の(オヤジづらをするための…)
HOW TO BMX LIFE
興味をもたれた方のために回り道の少ないBMXダートレースへのいざない
是非ご参考にしてくだされ。《随時更新しますので度々寄られたし!》
感想やアドバイスを是非ともBBSへ記して頂くとモアベターでする。
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Lesson1:“Ride on!!!”
まずは乗ってみる!!晴れた日はTVゲームの電源を切って、普段、街中でしか乗っていない立派なMTBを車に積んで、 笠岡の干拓地「太陽の広場」へGO!お父さんも自慢のMTBを車に積んで…
車に積むといっても、RV車やワゴン、バンタイプの車ならトランスポーターとしては十分ですが、荷台が狭い普通の車に、 自転車を積むには下の写真の様な特別なキャリアが必要です。ちょっとした出費ですが、太陽のもと、思いっきり汗をかい て遊べる時間が手に入ると思えば安いもの!さあ、出発!!
干拓地「太陽の広場」では、おもわず走りたくなるような本格的なMTB&BMXダートコースが皆さんをまっています!
何っ?自転車がないってか。
なんと、干拓地「太陽の広場」の管理事務所には、無料でレンタルできるBMX・MTBも数台用意されているので、お弁当と お茶だけ持ってまずはお出かけあれ!!
そこでは、親子が一緒に本格的アウトドアスポーツを楽しめ、ちょっとした満足感が得られます。更に、今まで街中でしか  乗らなかった自転車は同じ自転車かと思うほど新鮮さを与えてくれるはずです。初めて自転車に乗れたときの「自転車ってすげー楽しい!」といった、あの感動が蘇ることうけあい!!
加えて、今までに見たことのないような子どもたちの楽しそうな顔を必ず見ることができます。
「なんかうちの子は家の中でばかり遊んで…」と悩んでいるお父さん!
「どこに移動するのでも車ばかりで自分自身もちょっと運動不足かな?まだ大丈夫…、まだ大丈夫…」と葛藤を繰り返しているお父さん・お母さん!子どもと一緒にレッツトライ!!
車に自転車を積む為のキャリア 笠岡の干拓地「太陽の広場」
MAP
Lesson2:“Attention”
注意!必ずコケます!! しかし、土の上ですからアスファルトの上でコケるのとは違います。更に、子どもは体が柔らかいので転んでも怪我も小さくて済みます。転んで泣いていても、瞬間、ケロっとまた走り出します。怪我は大人の方が要注意です。大人は知らず知らず体が堅くなっていますから、転倒による怪我が心配なのは大人の方です。
それに、干拓「太陽の広場」のダートコースは産廃のガラをベースに土が盛られて作られています。ただのすり傷が後で腫れる場合もあります。消毒液や大き目のカットバン、シップ、氷などの救急用具は必ず携帯し、ちょっとしたすり傷もきちっと消毒しておきましょう。
楽しくダートコースを楽しむにはしっかりと防具をして走ることをお勧めします。管理事務所でも無償で貸し出していますので是非ご利用下さい。最初はおもちゃ屋で売っているローラーブレードやスケートボードの防具で十分です。BMXやMTBは基本的に自分の体は自分で守るのがルールです。本格的にレースを楽しんでいる子どもたちはみんなフルフェイスのヘルメットを着用しています。
決して大げさではありません。なめてかかると大怪我もあります。(私は経験者です。下の写真)
BMXはバイシクルモトクロスの略で自転車でモトクロスをするスポーツのことです。モトクロスと同じ格好をしていても決して過剰ではありません。備えあれば憂いなしです。
逆に防具を着用していれば、転んだ時にはたいした怪我がなく済みます。今、問題になっている様な、へたな公園の遊具よりもよっぽど安全です。
夏などサンダル履きでコースを走る子どもたちや赤ん坊を背負ってママチャリでコースを走るお父さんなどを見かけるとひやひやします。
なめてかかった大ばか野郎 体を守るプロテクターもある
Lesson3:“Stand up!”
走ってみれば直ぐにわかりますが、コブを越えるのは容易ではありません。座ったまま自転車を
こげる状態ではないはずです。まず覚えなければならないのは正しい姿勢でバランスとりながら自転車の上に立つことと、サドルには座らず立ったままこぐ、いわゆる「立ちコギ」です。
普通、子どもはペダルを土踏まずで踏もうとしますが、足の裏で一番力が入るところは親指の付け根「母子丘(ぼしきゅう)」と呼ばれるところです。ペダルに爪先立ちする気持ちでクランクの軸に体重を落とし、肩の力を抜き左右の体重移動で自転車のバランスを取ります。コースをできるだけゆっくりと走る練習をすることで、バランスを取る練習をすると良いようです。最初にバランスを取る練習をすると後々安定した走りが可能になります。ここは急がば回れです。
バランスが取れるようになったらあとはひたすらコブの面に負けない様にコギの練習をします。強いコギを得るには踏み込む足と同じ手のハンドルを引き上げることを子どもに教えてあげましょう。左右に体を揺らしながら強いコギを行う走りを「鬼コギ」と呼びます。この時もクランクの軸に重心を残すことが大切です。コギが強くなれば当初ずり落ちていたコブも楽に越せるようになります。(こげるところは全てこぐ!)
また、コブには直角に進入することも、この時期に覚えましょう。
コブに斜めに入るとバランスを崩して転倒するおそれがあります。
Lesson4:“縮んで伸びる”
コギが強くなると自転車のスピードも増し、次の課題が現れます。自転車がコブの面に押されて跳ねます。気を抜くとコケます。BMXにはMTBの様なサスペンションはありません。ライダーの腕(ヒジ)と足(ヒザ)がサスペンションです。腕(ヒジ)と足(ヒザ)を使い、自転車がコブの面にぶつかる衝撃を吸収します。自転車との一体感が感じられ出し、だんだん楽しくなります。スピードを殺さずコブを越えるにはコブの登りで体を縮め、コブの降りで体を伸ばすことを覚えます。このとき理想は頭と腰の位置が出来る限り一定に走れる様にすることを心がけます。
最初は子どもはコブが怖いと体がコブから逃げますから、自然に放っておくと先に示した動きの逆になります。コブの登りで体が伸び、コブの降りで体が縮みます。これだとせっかくコイでスピードが乗った自転車が失速し、コブを上りきれない場合も出てきます。
これを体で覚えるには第2バーム(コーナー)と第3バーム(コーナー)の間のリズムセクション(小さなコブの繰り返し)を繰り返し練習すると良いでしょう。
Lesson5:“Push!Push!”
体が縮んで伸びることを覚えてきたら、スピードもかなり乗ります。次のステップは「プッシュ」です。
「プッシュ」とはコブの降り面での伸びを意識的に行い、下りの傾斜を効率よく使って自転車をより加速させることを目指します。
「プッシュ」には腕のプッシュと足のプッシュがあります。自転車がコブの頂点を越えた瞬間足と腕で自転車を押し出します。足のプッシュはよくブランコのコギに例えられます。コブの登りで縮んでいたヒザを伸ばしタイミングよくペダルに体重を乗せてやると自転車はドンと加速します。腕のプッシュも同様に縮んでいた腕を腕立て伏せの要領で自転車をコブに押し付けてやります。面に押されて跳ねる自転車をコブに押し付ける要領で、自転車にトラクションを与えます。腕のプッシュにより自転車はいっそう安定しますし、より加速していきます。これらをマスターするとコブを越す毎にビュンビュンビュンと自転車の速度が増してきます。
安定すると大きなコブではコブの頂点を越すと直ぐにコギを入れていけるようになります。後は、繰り返しますが、こげるところは全てこぐ!です。それでも抑えきれない段階で次のステップの「ロール」や「ジャンプ」へ移行しましょう。
Lesson6:“Hight Low”
バンク(傾斜角のついたコーナー)をバームと呼びます。バームの攻略の基本はバームの高さを使うことです。できるだけバームの高いところまで駆け上がりその高さを利用して加速し、降りてくることがバームの後の走りに違いを生みます。複雑なライン取りや駆け引きはありますが、基本はせっかくあるバームの高さを利用することです。まずはバームの頂点を目指しバームを駆け上がる練習をします。頂点に達したら直ぐにきびすを返し(瞬時に目線をコーナーの出口に移し)ます。後は頭が向いた方向に自転車は向いてくれます。余裕があればバンクを利用してこぎましょう。
体重はオートバイのコーナーリングと同様に慣性の法則を利用して外側のペダルに重心を置きます。外側の足の内腿はサドルに当てバランスを取ります。
BMXのサドルは座るための物ではなく、腿を当てるものです。上向きにサドルを付けた人が多いのは腿で自転車をグリップする為だそうです。
ここまで書いても、要領がわからないでしょう。後は干拓で練習するライダーたちと仲良くなっていろいろと教えを請うことが最も近道です。私も最初は子どもに「こげ!」としか言えませんでした。
本格的に走りこんでいる人にはちょっと話しかけにくい空気があります。
が、色々と諸先輩方に色々聞くのが早いです。
本HPのコミュニケーション(今日の干拓)で紹介している面々に気軽に声を掛けて下さい。みんな気さくにいろいろ教えてくれますよ。一番のツボは「コミュニケーション」です。
名前を知らないとなかなかコミュニケーションを取りにくいですよね。(私もそうです。)本HPが皆さんの会話のきっかけになれば嬉しいです。
干拓で配っているBMX普及のために用意したチラシBMXのすすめも参考にしてください。
Lesson8:“How Much?”
レース用のBMXは子どもが軽々扱え、驚くほど軽くて丈夫です。試しに、干拓でレース用のBMXに乗っているちびっ子や親たちに「一度、レース用のBMXに乗らせて欲しいんですけど〜」と声を掛けて乗ってみてください。多分レーサーのBMXに乗ったら子どもたちは病みつきになります。
はまった人を沢山知っております。(ねえ備前刀さん!!)
そのくらい他の自転車とは雲泥の差があります。
で、子どもが欲しがっても、「高い自転車は、簡単には買えないぞ」と心配になるでしょうが、意外と安い!本格的にレースに参加しているちびっ子ライダーの乗っている自転車でもMTBに比べてそんなに高いものではありません。上はきりがないですがおよそ1台30000円〜前後の予算で購入できます。ヘルメットはネットのオークションなどで5000円程度で購入可能です。
自転車選びは、やはり子どもの体に合ったサイズの自転車が一番です。子どもが大きくなっても乗れるようにと大き目のサイズを買うと、BMXにはまればはまるほど、きっと買い直すことになるはずです。
サイズアウトすれば、そのときのビギナーにサイズアウトした自転車を譲り、新しい自転車に買い換えるとか、方法があると思います。こういった悩みや質問も干拓の連中にお気軽にご相談下さい。
編集後記
ここに書いてあることは、全て受け売りです。
私もBMXにはまって2年ほどのビギナーです。
はじめた当初は、ただ走り回るばかりで、
諸先輩方とのコミュニケーションを取るのが遅れ、遠回りをした一人でした。
後発の人ほど楽に楽しめる環境づくりを目指しています。
是非、ご一緒にBMXライフを楽しみましょう!
2003/10/23 久保田 正彦
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